SHINE MORE MASQとは?
安室奈美恵さん(&ダンサーさん・関係者様)のライブ構成・曲数・衣装などにリスペクトを込めて振付を踊るMASQオリジナルのダンスイベント
2022直後のきもち
おわった!!
今年も無事におわったぞーーーーー!!!!!
みんなよくがんばった!!!!!
ありがとう!!!!!
今年はフレッシュなうちに綴ってくぞ!!
仕込み
安室ちゃんの舞台もスタッフさん1人1人の果てしない作業があってあのステージが出来上がっている。
チケットもぎり、空調管理、シート敷き、椅子陳列、席番号貼り、照明、セット、導線確保、マイクテスト、衣装管理、ヘアメイク道具、特効準備・・・
私たちファンは安室ちゃんを観にいってるからどうしたってキラキラに輝く安室ちゃんをメインに観るけど、裏の努力なしに表の輝きはない。
表も裏もプロの仕事人はもっともっと称えられるべき。
安室ちゃんも圧巻のステージを仕上げるために裏では果てしない努力、葛藤、孤独・・・
いろんな感情を抱きながら本番の日を迎えてあの表舞台で輝いているに違いない。
仕込み2022
会場が変わった。
SMMとしては7B(7Aは2025年に使いたかった)が最強だったけど、2020時点で「来年は同じスタジオを使えないかもしれない」と言われてたから覚悟はしてた。
それでも運よくに2021年も使えたから「2022年もどうかおねがいします!」と思ってたけど、さすがに今年は使えなかった。
照明がなくなるのはかなり大きいからLED照明が搭載されてるスタジオも下見したけど、キャパと居心地の良さで全員が安心して踊れるスタジオが最優先。
2022の会場は、スタジオ移行する前に何度もレッスンを受けた場所だったからすごく不思議な感覚になった。
あの日のスタジオが会場
この場所で初めてレッスンを受けたのは今から4年前の2018年。
MASQ LIVE STYLE 2017を終えて、
「楽しいことが1番大切なのは変わりないけどレッスンする側、ステージする側だから基礎力つけてスキルアップしていかないとヤバいなあ」
こんな気持ちが高まっていたからMASQ LIVE STYLE 2018のステージ準備をしながら2ヶ月限定でスクールに入会。
初のダンススクール、初レッスンは感情がぶっ飛んだ。
「え・・・プロしかいないの・・・?」
ストレッチ・筋トレ・アイソレがすでにハイレベルでついていけなかった。
振り入れのスピードも、振りの難易度も、なにもかもがケタ違い。
「ダンス経験者だと思ってたけど、自分は超初心者なんだな」
と思い知らされた。
レッスンを受けにきてる生徒のレベル・意識・身体能力もあまりにすごすぎて誰を見てもプロダンサー(またはそれを目指してる本気の人)に見えていた。
レベルが高すぎるレッスンにいくのはいつも怖かったし、毎回緊張してたけど2ヶ月限定という期間と、
「新しい世界のドアを開く勇気」
を安室ちゃんからもらってなんとかTRY MEしては挫折。
100人中90人は振りを1回で覚えて1回で踊れちゃう人ばかり。
必死で覚えようとして身体を動かそうにも、どうやって動かしたらその動きになるのか全然わかんなくて、「わかんない、どうしよう、もっかいやって欲しい」と思ってるうちに次の振りが入ってくるから「このクラスに出るにはもっと基礎力つけてレベルアップしないとだめだな」って肩を落としていた。
なにより、こわかった。
上手な人の邪魔になってるんじゃないか。
ヘタな奴は来るなと思われてるんじゃないか。
もう見てられないと思ってるんじゃないか。
プラス思考の私がそんなことを考えちゃうぐらいハイレベルのレッスンを2ヶ月だけ受講して退会。
それから2年後の2020年。
「安室ちゃん25周年にちなんでDVDに収録されていて頭からお尻まで振りがガッツリ入ってる楽曲は全部2025年までに踊れるようになる!」
っていう大きな夢ができて再入会。
2年前の「こわい」が蘇ったけど、そんなことよりも
「このダサいフォームから早く抜け出したい」
「いつかこの子ぐらい上手に踊れるようになりたい」
「いつか本格的なナンバーに出れるぐらい成長したい」
っていう新しい憧れができた。
だから2年前には絶対に出れなかった1つ上のハイレベルなクラスにもTRY ME
世界が違いすぎて、ついていけなさすぎて、心が折れる日もあった。
でも、
なぜ自分はついていけないのか?
どうしたらついていけるようになるのか?
なんでこの子たちは1回で振りを覚えられるのか?
なんでこんなに上手なのか?
どうしたら自分の実力に繋げることができるか?
成長するためには何が必要なのか?
自分には何が足りていないのか?
これが分かるようになった。
新しい扉の向こう側はすごい世界だったからついていけないクラスもがんばって出続けてたら、今までハイレベルだと思ってたクラスが急に初心者さん寄りのクラスに感じる変化が起きた。
覚えられなかった振りが1回で覚えられるようになったし、振り入れのスピードが遅く感じたし、振りレベルもやさしく感じるようになった。
そのワケはこれ。
・ハイレベルクラス
16×8の振りを15分で覚えて15分で仕上げる
(振りは安室ちゃんの楽曲でイントロ~1サビ終わりぐらいまで)
・今までのクラス
8×8を30分で覚えて15分で仕上げる
(安室ちゃんの楽曲で1サビ全部ぐらい)
量と時間が圧倒的に違った。
動画の通常再生と2倍速再生ぐらいの違い。
そりゃ「ついていけない」と「ついていけるようになった」って違いも出てくる。
「ついていけないのが分かりきってるからこわくて出れないけど絶対出てみたいレッスン」があって、それはSHINE MORE MASQ 2022の構成練習が始まる直前についにいってきた。
同じ場所で初リハ
ついていけないのが分かりきってるからこわくて出れないけど絶対出てみたくて出たらやっぱりついていけなかったレッスン2
あの日撃沈した場所で本番
この歴史がある場所でMASQのメンバーと笑顔で過ごせてるのはほんとに不思議な感覚だったな。
スクールとかレッスンの話は大事なプライベートとして切り離したいから文字にすることをしないけど、2022の本番会場は「スキルもメンタルも培って成長できた場所」として想い出があったから今回は文字で残しておこうと決心がついた。
フラッグどうするよ
MASQフラッグはいつも後ろの壁に貼ることにしてるんだけど、壁がスクール仕様で文字が入ってるから隠すかそのままにするか悩んだ。
真っ黒なほうが照明も映えるしフラッグも見えやすいけど、これまでのPASTがあってのNOWで、これからのFUTUREもつくっていくから「いろいろ重なってる」の意味を含んでこの仕込みを選んだ。
新・テルミック
LED照明は諦めてたから照明専門の業者からレンタルすることを考えてた頃、いつも使ってるレッスンスタジオに「LED照明レンタル始めました」のおしらせ。
冷やし中華も始まってほしい。
海外のダンススタジオはちょっと前からLEDバーライトを置くようになってきてて、海外のセンスをすぐに取り入れたい日本のダンススタジオもLEDバーライトを置くスタジオが一気に増えた。
だけど、いつものスタジオにはまだ入ってなかったから「いつ入るんだろう。いくらでも払うから早く入れて!」と思ってた矢先、LED照明レンタル始まりましたの貼り紙。
受付に駆け寄る。
「LED入ったんですね!!!!!」
「あ、そーなんですよ。300パターンぐらいに光りますよ」
「さんびゃく!!!!!」
好きな光り方を見つけたとしてもワンタッチで指定はできないから「次へ」「次へ」と299回ポチポチしないと戻れないらしいけど、LED照明が使えるならなんでもいい。
テルミックの再来。
「最大何本までいけますかね。できれば8欲しいです!」
「あー、うち4しかないので向こうの4が出せれば8いけますね」
「とにかくいけるだけ欲しいです!」
「あ、でも1部屋20アンペアまでしか使えないかもなんで飛ぶ可能性ありますね」
「うわー、それなら4かな!4でもあるだけで全然いい!」
初リハ
2ndリハ
3rdリハ
ラストリハ
本番
神照明が入りました。
急にこういうことしてくる。
こんな風にトライ&エラーを繰り返して、みんなの愛が詰まった本番のLED照明。
安室ちゃんのステージ照明でもお仕事されていたテルミックさんにリスペクトを込めて、MASQでは照明のことを「テルミック」と呼んでいる。
2022は初めてのLEDバーライトを取り入れて新テルミックの誕生。
スタジオ入りの手続きをしてるときにジャーマネともよちゃんから写真が届いた。
脚立に登るやまぴを支えるさとみちゃん(を撮るともよちゃん)
受付が終わって1分でこの場所までいけるけど、いきなり愛が飛び交ってるこの瞬間を逃したくなくて緊急でインスタライブを回した。
動画で撮影してあとから投稿することもできたけど、「いま、この瞬間」って2度とないから見てほしいとかじゃなくてどうしてもそのまま配信したくなったんだよね。
早速フラッグのポジションを決めてくれてるさとみちゃん、りょうちん、ねねちゃん。
スタジオに着くとりょうちんとねねちゃんがダッシュ&ハグ。
り「おはよー!」
ね「おはよー!」
後ろから撮影してくれるともよちゃんがあたたかく見守るさとみちゃんを逃さない。
さ「ふふふ」
と「ふふふ」
こんなやさしい空間ってあるの。
ないよ。
この直後にさとみちゃんとともよちゃんにおはよのハグ、テルミックテープを持ち込んでくれたやまぴに大きなありがとをして、今年の要曲In Twoに合わせてレッドカラーにしてきたねねちゃんヘアを愛でてるところにスーパーあやちゃん到着。
「お仕事超速い、ミスしない」で有名なスーパーあやちゃんから「つけまを左右逆につけたから時間ピッタリに到着します」と連絡。
あやちゃんでもそんなことあるんだ!
安心!
「おはよー!」「右と左つけ直せた?」「つけ直せたー!」
Chit Chatで使うバルーンはあやちゃんが買ってきてくれて、バルーン担当のともよちゃんとねねちゃんが膨らませてくれてる。
渾身の吐息のともよちゃんと、一息でさくっと膨らませてたねねちゃん。
と「ねねちゃんは体幹があるからやっぱ違うな」
ね「あはは!ないよ!」
あるよ。
素人にはわからない重いやつを1トンぐらい背負って撮影しにきてくれたブラザー。
メンバーが輝く角度にサスの向きを手動で変えてくれてるやまぴ。
「こっち向きならみんなの顔に当たっていいかも」的なことを言ってるであろうねねちゃん。
サス(サスペンションライト)じゃないけど、これはもうサスってことにしよう。
テルミックさんもきっと「この配置のほうが安室ちゃんとダンサーさん輝くかな。DVDに映ったときどうかな。ゲストの心踊るかな。」とかのプロ魂がこもった照明をつくってきたんだと思うとリスペクトしかない。
素人にはわからない重いやつを1トンぐらい背負って2017から毎年撮影しにきてくれるたぬさん。
み「大変。りょうちんのネームプレートがない。りょうちん持ってないよね?つくりなおしてから行くから遅れます」
わざわざShowtimeのネームプレートを刷り直してくれたみーちゃんから連絡。
OPENINGを飾るShowtimeに対する意識と、1人だけ持ってないなんてありえないという気持ちでお家を出る直前に急いでつくり直してくれたとかほんとやさしい。
り「ごめんね、持ってた!」
せ「おはよー!みーちゃんほんとにありがとね!!」
よかったよかった!
メンバー全員無事!
愛!
仕込みの追込み
ステージのド真ん中のことをヘソと言うんだけど、画角の問題で信じられないぐらい前にヘソセット。(もはやヘソでもなんでもない)
「正面から撮影するカメラが3台あるから違うアングルからがいいな。斜めと真横とテストしたい」
三脚を動かしてもすぐ元の位置に戻せるようにバミろうとしたら「あ、あるある」と養生テープ持参してペタペタと貼り始めたブラザー、さすがプロ。
「プロと同じことやろうとしてた!」っていうちょっとした喜びは去年の仕込みでもあったよね。
クリアファイルに養生を予めくっつけておくのはTV局がやるプロの仕込みと同じで「現場でパッと出た知恵の方向性は間違ってなかったんだ!」ってうれしくなったよね。
インスタライブ、音飛びがあったみたいでごめんね
1回きるね、ごめんね
うららちゃん、あこちゃん
コメントで教えてくれて、メンバーに連絡までくれてありがとね!
あ「黒い壁だから黒い養生のほうが目立たなくていいよね!」
これもまたプロい配慮。
2回目のリハまでは透明と緑の養生を使ってたけど、3回目のリハから黒に変わってた。
こゆとこよ。
去年あやちゃんカメラでバックから撮影したらみんなの素敵な後ろ姿、全体像、ゲストの様子がすごくよかったから今年もバックカメラおねがいね。
正面アングルの保険撮影もあやちゃんスマホ。
りょうちんのカメラはインスタ配信用。
今年はともよちゃんがiPhone14にアップデート。
インスタ配信に使うのはもったいなからメインカムにしてりょうちんスマホをインスタ用に。
画角チェック中。
ツラ(1番前の列)まで来たときに0123に立ってるメンバーがどこまで入るか、入らなくても他のカメラに映ればそれでよしとするか、どうするかの判断中。
モニターに映すMASQロゴのミラーリングはさとみちゃん
さ「画像はこれでいいの?(SMM専用ロゴにする?)」
せ「ともよちゃんがつくってくれたやつにしようか!」
さ「クリスマスでいいのかな?(2個使いたいのあるって言ってたよね)」
せ「うん、クリスマスで!(さすがだよ)」
全部言葉にしなくても伝わるってすごい。
3年一緒にいるとこういう会話ができるようになる、こういう関係になれる、とてもうれしい。
上手(かみて)の3番が画角に入るかチェック。
「手あげてー」とか言わなくても手が自然とあがるのはたぶん経験。
奥(1番後ろのライン)に貼ったバミカ(場ミリカード)はりょうちんの手書き。
リハのときに手で書いてたからどうしたのか聞いたら「番号が飛んでるから裏に書いてるの」って。
ないならどうにかする現場力がすごい。
あ「カメラ、なんか斜めってない?」
せ「まっすぐにするの上手なあやちゃんおねがいおねがい」
そんなこんなで仕込みが完成!
ご挨拶タイム
えびわん
ほんとここまでがんばってくれてうれしい、ありがとう、たのしもう、みんなステキだよ的なことを毎年言ってるけどこれに尽きる。
たぬさん
毎回2万枚という信じられない量をご好意で撮影して下さるたぬさんには感謝しかないです。
2万枚。
尋常じゃない量。
たぬさんがひとときも逃さずにフロアに這いつくばってまで撮影してくれてるおかげで「この瞬間を撮って欲しかった!」っていうポイント抑えてくれたり、現場にいるかのような臨場感ある表情だったりと、人の心を動かす撮影をしてくれてる。
写真で感情が動かせるってほんとプロ。
たぬさん視点の自分たち。
ブラザー
「今年も呼んでもらってありがとうございます。みなさんを撮影することを楽しみにしてきました。よろしくお願いします!」
って先に自分から挨拶してくれた。
GJ Bro!
私たちは写真や動画を撮影する大変さを分かりきることができない。
腕が外れそうなぐらい重たい機材を6時間持ったこともないし、首がきしむぐらい重たいカメラを首からかけたこともないし、肘を曲げ続けたこともないし、ファインダーを覗き続ける視界も分からない。
バッテリーがどれぐらいであがったり切れたりするかも知らないし、交換にどれぐらいの時間がかかるのかも、交換も最速で切り替えて再撮影してくれてるのかも、腕がどれぐらい痛いのかも、指がどれぐらい疲れるのかも分からない。
メンバーや配線やカメラに気を付けながら移動して、アングルを変えて、照明と衣装と表情のバランスを見ながら彩度を瞬時に変更して、ベストショットを残そうと真剣に向き合ってくれている。
そんな大変さが分からないからこそ、「めちゃくちゃに大変に違いない。自分にはできないことをやってもらってる、リスペクトしてる」と考えること、寄り添う気持ちや感情を言葉で伝えることが大事。
ありがとうございますだけでも伝わるには伝わるけど、1つ1つ細かい言葉で伝えるのと伝えないのとでは雲泥の差があるはず。
いつも「大丈夫だよ!」と優しく言ってくれるたぬさんもブラザーも、絶対キツいに決まってる。
踊ってる自分たちも「楽しいよ!」と本気で言っててもめちゃくちゃにキツいもん。
だから「撮影してよかった、たのしかった、来てよかった、また依頼されても快くOKできる」と思ってもらえるように努めることがせめてもの礼儀。
インスタをご視聴いただいてるみなさま
配信時間に合わせてスケジュールを調整して観て下さったことにとても感謝しています。
ハートやコメントはメンバーの心にほんとに刺さってます、響いてます。
まず、オンタイムで観てもらえることが奇跡。
圧倒的なダンススキルがあるわけでもないし、パーフェクトに仕上がってるイベントでもないから、MASQを応援して下さるやさしい方に観ていただけたことは本当にうれしいです。
今回はじめてMASQを観て興味を持って下さった方、アーカイブで知って頂いた方にももちろん感謝しています。
「なんか楽しそう」が伝わっていればうれしいです。
今年のメンバーも最初はスマホの画面で観る側からのスタート。
「安室ちゃんがすき」から何かをきっかけにMASQに辿り着いてくれて、「安室ちゃんのダンス踊ってる!わたしも踊ってみたい!」と興味を持ってくれて、レッスンに参加して、「めちゃくちゃ楽しい!」を実感して、「安室ちゃんとダンサーさんってヤバい!」とリスペクトが増して、「安室ちゃんと同じCOMEX履いてそれっぽい衣装きて安室ちゃんのLIVEと同じぐらいの曲数踊れるイベントに出てみたい!」って気持ちが芽生えて、すこしずつ仲良くなって、振付と構成を1年間がんばってがんばってがんばって、やっと出る側へ。
だから今年のメンバーと同じように、今回は観る側だったけど、来年のレッスンで一緒に踊る人がいるかもしれません。
来年のSHINE MORE MASQに出演するメンバーもいるかもしれません。
だから「なんか楽しそう」と興味を持ってもらえることはとても嬉しいし、ハートを連打してくれたらめちゃくちゃ嬉しいし、コメントで気持ちを言葉にしてもらえるなんて、もうそれはそれは胸に響くわけです。
安室ちゃんのことが好きなファンや安室ちゃんのダンスを踊りたいファンに「なんか楽しそう」が届いて、一緒に踊れる未来を今からたのしみにしています。
ストレッチ
今やってるストレッチはどのクラスに出ても「これは絶対やるよね」っていう動きを組み合わせたものベースにつくっていて、2年ぐらい同じストレッチをしてる。
同じストレッチをやるメリットとしてはその日の身体のコンディションと自分の成長がすぐわかること。
ストレッチ1つにしても真剣に取り組めばいつもと同じように伸ばせるところ、思うように伸ばせないところと、前より伸ばせてるな、ってところが必ず出てくる。
今年は右のお尻が伸ばせなかった。
梨状筋より下部の筋が痛い。
秋ぐらいになんかの拍子でやらかしてから痛すぎて右側は全然伸ばせない。
硬くて伸ばせないんじゃなくて、寝違えたみたいな痛み。
でもできる限りのことをやってケガ防止と可動域開拓。
去年まではストレッチ用の楽曲を決めてなかったけど、「安室ちゃんのこの曲だと身体が伸ばしやすい」って感じられるバラードをプレイリストにした。
本番日のストレッチは毎年「今日がみんなとストレッチする最後の日かぁ」っていう想いの中で身体を伸ばしていて、安室ちゃんの歌詞の刺さり方もいつもと違う。
今年はDear Diaryからかけた。
これまでの1年間みんなと過ごしてきた想い出の1ページって意味を込めて。
2025年に絶対に流したい楽曲はもう何年も前から決めてる。
毎年すべてのことに意味を込めてなにもかもを選んでる。
だからなのか、なんなのか、本番に限ってストレッチの順番を間違えたり飛ばしたりしちゃう。
たぶん「あれ、いつもと違うぞ」と感じ取ってたメンバーもいたと思う。
それと、たぬさんの写真を見たら「身体が伸びなくて痛い」とかじゃない感情をそれぞれ感じていたように思う。
体幹・筋トレ
楽しむことが1番大切だけど、踊る上で身体づくりはとても大事。
初めて体幹を経験したのは2017年で、そのときは10秒もできなかった。
今は1曲全部(180秒)できるようになった。
自分自身ができなかった体験があるから、最初は10秒しかやらなかったけど、やらなければいつまで経ってもできないから強制的にやる環境をつくってる。
1人でやるときついけど、「いっせーのゲーム」を全員でやると笑顔でがんばれることを去年発見。
林間学校とか合宿の夜みたいにみんなでお布団に入りながらコソコソと恋バナするあのスタイルだから「お泊まり会」と命名されたのは去年。
8人いると0~16まであるから全然当たらない。
誰かがが上がれるまでみんなでがんばるか、1周するまでがんばることにしてる。
体幹が終わったら腹筋。
みんなのことがだいすきで、近づきたくて、近すぎて腹筋できなくて、笑っちゃう。
こんなに笑いながら腹筋やってる人いないよ。
ラスリハの仕込み中、ねねちゃんのホーム画面がたまたま見えちゃったんだけどこれだった。
せ「なあにー!これを待受にしてくれてるのー???」
ね「そーだよう」
せ「んもーーー!」
パシャ!
即スクショした。
本番翌日、ともよちゃんからも連絡がきた。
と「バラシのときにあやちゃんの待受がたまたま見えちゃって、そしたら腹筋中のセピアの写真だったの」
と「ぐぅっ・・・ときて目頭が熱くなってこそっとあやちゃんに聞いたら、『えー、ねねちゃんもさとみちゃんもこれだよー?むしろともよちゃんはちがうのー?』だって笑」
と「ねねちゃんに至ってはホーム画面がたぶんホトガで。その愛に心臓ギュギュってなったからその場で私も設定したんだけどなぜか戻ってた。iPhoneの不思議笑 とにかく、メンバーの愛だよって話」
そんなハピトレ
フロアぎりぎりまで脚をおろしては上げる腹筋、始めた頃はみんな手がおしりの横にあったの知ってるんだからね。
そっちのほうが手の力を使えるからきつくないんだけど、きつくなかったら意味がないから「手は頭にセット!」を指定してサボれないきつい腹筋にこっそり変えたんだよ。
「いたぁい!」のシャウトに「あはは!」でダブル腹筋。
腹筋が終わったら側筋。
これはリハの時期に入ってから「やるよー」とも言わずに急に取り入れたんだけどみんななんとかがんばろうとするのほんと素晴らしい。
すごくキツいからプルプルしながら耐えてる。(笑ってプルプルしちゃってるメンバーもいるけど)
アイソレ
アイソレができなかったらダンスができないぐらい大事な基礎トレーニング。
ダンススキルが高い人、フォームがキレイな人はアイソレができる人。
最初は動かしかたも分からないし、いつになったら動くのかも分からないけど、やってくうちにミリ単位で動かせるようになってく。
「楽しむことが1番大事」なMASQだからアイソレはやってなかったけど、アイソレしないで安室ちゃんの振りを踊ろうだなんて無謀もいいとこだよなあとスクールで痛感してから少しずつ取り入れるようになって、今年はそこそこの時間をアイソレに使うようになった。
4月のアイソレと12月のアイソレでは全員が変わった。
今年のアイソレ大賞はあやちゃん。
ダンスフォームが圧倒的に変わったね。
場当たり
ラストリハが終わっても「ここ直そう」が山盛り。
たぶん何回リハやっても必ず出てきちゃう課題。
キリがないけど「ここだけは確認しよう!」を本番直前にやってく。
くろくろの照明テスト
照明をオフにすると雰囲気が出てすごくいいんだけど、動画で観ると暗すぎて表情が見えないのが残念で、どの明るさまで落とすかのテスト。
Fighterも暗いほうがカッコいいけど、照明をどのタイミングでONにするか検証中。
照明の絞りの横に養生テープで印つけておけば「これ以上暗くしない」がわかっていいんだけど、そこの写真撮っといてっていうのわすれちゃった。
Rainbowで踊る組、どこから入るか検証。
これ本番直前のたった1回しか確認しなかったから不安だったよね、ごめんよ。
でも去年の感覚が身体に残ってるから「縦一列」だけでここに来れちゃうのほんとすごい。
In Two、サイバーグラサンを最初から最後までかけてても踊れるのか、見えるのか検証。
ほんとはサイバー安室ちゃんが出るタイミングだけサイバー組がかけて、全員でかけるのはラストまでとっておいたんだけど前夜にイメトレしてたら急にみんながサイバーかけたまま踊ってる姿が見えちゃった。
「せっかくサイバーグラサン全員持ってるならもっと長く使ってもいいのでは」
「もしかして最初から全員かけてたほうがおもしろいのでは」
絶対かけてやろう?
グラサンが曇っちゃって前が見えない問題があったけどかけよう、これはかけたほうがいい。
4幕ラストは熱量も高まってて体温も上昇中だから熱気で曇っちゃって見えづらいとかCOMEX履いてるから安全に踊れるかとか心配なとこもあったけど、かけるしかない。
絶対おもしろくなる。
ゲスト
今年もMASQ LIVE STYLE 2018メンバーのミミちゃんとみほちゃんが来てくれた。
この2人が観てくれる安心感ってすごいし、リアルステージを経験してる2人だから感じることもいろいろあると思うな。
去年来てくれたゲストにも声をかけたけど、それぞれの事情があって来れなかった。
それをめちゃくちゃ愛ある表現で伝えてくれたのがやさしかったなあ。
おいなりさんと蒲焼さん太郎
「おいなりさん食べたい人ー」
ともよちゃんの突然の掛け声に「え、おいなりさん?」と群がるメンバーたち。
「なんでおいなりさん」
「どうしたのそのおいなりさん」
「つくってきたんだけど、まだ余ってるから食べたい人どうぞ」
「え、つくってきたの?」
「沁み込ませたってこと?」
「おりなりさんどこ」
「食べたい!」
「あと何個あんの」
「あと1個」
「あと1個だって!」
「早く!」
本番10分前、おいなりフィーバー。
おいなりで大人気になったともよちゃんから「蒲焼もあるから、はい」って。
蒲焼さん太郎をもらったらこれやるしかない。
と「本番で蒲焼きやってほしくて3店舗回ってやっと見つけたわ。みんなの分もあるんだけどいつ配ろうか」
せ「絶対やる、ありがと!そーだな、もうちょいあとにしてたぬさんに撮ってもらお」
本番10分前、おいなりさん。
本番5分前、蒲焼さん太郎。
本番1分前、追込み太郎。