初バラード振り。
FACEどんぶり食べたのだあれ?
ゆったりバラードで振付が入ってる楽曲ってexist for youしかないんじゃないかな。
レア。
FACEどんぶり食べたのだあれ?
わたしでした、ごめんなさいね。
っていう振りの覚えかた。
振りが始まってすぐに「ここにお座りなさい!」みたいに指を強く差すとこがあって、刑事ドラマとかによくある「取り調べ中」に思えたんだよね。
取り調べ=カツ丼
このイメージもまだ残ってる。
だから顔をぺろーんとしたときに「FACEどんぶりだ」ってなって、両手をパッと広げたときに「わたしでした」で、下から両手を合わせて掬い上げてくるとこで「ごめんなさいね」で着丼。
なに言ってるかわかんないと思うけどやってるあやちゃんだけはよくわかるのと、それをやったんだという記録。
「FACEどんぶりってなあに〜(にこにこ)」ってあやちゃんがうれしそうにしてくれてたのも想い出。
ゆったりほどきっつい
安室ちゃんの初期みたいに激しい振りのときは勢いに任せて、音に乗せて、リズムに合わせて、パワーを外に外に出しがちなんだけど、バラードでそのバラードに合わせたexist for youの振りはインナーが問われる振りだったね。
特にここの腕をくるくるするとこは、初動は速く、あとは抜きに抜きまくってるように見えてインナーの軸と質感を表現してるんじゃないかなっていうニュアンスですごーく難しかった。
ダンスにおける「むずかしい」っていろいろな視点があると思うんだけど、一般的にわかりやすいのは「振りが1回で身体に入っていかない(音に間に合わない)」とかかな。
これは、その振りとスピードに対して実力がまだ追いついていない(細胞が身体の動かし方を知らない)から「思うように踊れない」状況になって、このことを「むずかしい」って言う言葉に集約してるんだと思うの。
さっきの「軸と質感をどう表現するか」っていうのはこれとはまた別で、振りが身体に入ってる状態だけど「思うような表現ができない(模倣ができない)」「力加減をどうすれば、角度をどうすればその質感なるのかわからない(わかってもできない)」っていうむずかしさ。
いろんな「むずかしい」があるけど、個人的に安室ちゃんのダンスで「簡単」と感じる振付は1000%ない。
振り量が少ないとか、ステップが細かくないとかで「比較的躍りやすい、覚えやすい」はあっても、世界でもトップクラスと称されてるプロの安室ちゃんのダンスだから私にとってはどの振付でも「むずかしい」でしかないし、「踊れた」と思ったことは1度もない。
ダンス未経験の方から見たら踊れてるように映るかもしれないけど、プロから見たら「まったく踊れてませんよ」「基礎ないですね」「その癖どうにかなりませんか」のレベル。
だってストレッチで180度開脚もまだできないし、アイソレの可動域だってまだまだだし、フォームもガッタガタ。
でも「スキルやフォームはどうであれ1曲を踊りきってめちゃくちゃ楽しむ」がすっごく大事だし、MASQのコンセプトはこれでやってるのも事実だし、ダンスは本来楽しむものだから自由でいいの。
本人が楽しければそれでいい。
腕くるくるもスキルやフォームはまったく整ってないけど、それっぽい質感を出すために自分の中では最大限意識して取り組んだから楽しい、っていう感覚。
安室ちゃんの質感はどのダンサーさんも出せないし、逆に全ダンサーさんの質感は安室ちゃんが持ってない。
袖なしマジックショー
手首から袖まで手をすべらせる振り「袖なしマジックショー」
これ解説するのむずかしいな。
「そーでーなーしマジックショー、はい消えた〜」って覚え方にして、あやちゃんが「はい消えた〜」を気に入ってくれてたのうれしかったな。
それ以上に「あたし袖なしマジックショーすき」って何回も伝えてくれてたけど、そんなショーはね、観たことがないんだよね。
マジックショーっていろんなとこでやってるけどね、袖がなくなるマジックショーは、観たことがないんだよね。
救われていたのね
この振りみたこともやったこともなくてすきだったな。
あとあやちゃんの指先がすき。
これ今に始まったことじゃなくて、SMM2020で初参加だったあやちゃん、最初から指先まで意識飛ばしてたの今も継続してる。
あやちゃんに限らないけど誰が何をどれぐらいどう意識して踊ってるか、表現しようとしてるかは観てたら一瞬でわかる。
写真じゃないほうがもちろんわかるにはわかるけど、こうして写真に残った「一瞬」がその意識の高さを象徴してると思ってるからあやちゃんの指すごい。
これとかも。
指ちゃんとやってるのと、首の角度と右腕隠すのがんばってるのよくわかる。
安室ちゃんって「どの瞬間を切り取っても美しい」って言われてて、ほんとにそうでしかなくて、それを知ってる状態で自分のこういう「一瞬」を見ると、意識できてるとことできてないとこの差が顕著すぎる。
100枚撮影してもらって、「あ、この写真のフォームはよしとしよう」って自分のことを認められる瞬間って1枚あるかないかぐらい。
動画だと流れていっちゃうしテンポに乗ってると踊れてるように見えるけど、実は全然できてないってよくわかるのが写真。
すごく勉強になるからすき。
次はこうしよう、ここを気をつけようって思える。
気をつけて、同じところ切り出すとすこし直ってて、「あ、やったー前よりよくなってるー」ってなる。
さらにがんばる。
ひたすらそれの繰り返し。
髪とかシフォンとか
あやちゃんも髪をロングにしてることもあってパフォーマンスの1つに使えるのいいよね。
髪が揺れたりするだけで躍動感が出るし、こういうシフォンスカートも揺れが見えて躍動感出してくれる。
シフォンって聞くとどうしてもシフォンケーキが真っ先に出てくるんだけどシフォンケーキはケーキランキングの中ではちょっと見えないポジションにいるぐらい食べない。
他のケーキたちがよすぎてシフォンケーキの出番がなかなか回ってこないんだけど、スカートにおけるシフォンはいいよ。
シフォンから醸し出されるエアリーがいいんだよ。
ね、あやちゃん。
あやちゃんのホルターネックワンピかわいかったなー。
ホルターネックっていいよね、ホルターされてる感じすごくすき。
首まわりどうにかなってんのすごくすきなんだよね。
今回のどうにもなってないけど。
ギリギリのプルプル
もうねー、このラストで身体を揺らさずに固定すんのすんごい大変だったよね。
足はCOMEXでそもそもプルプルしてるのに、足を閉じた状態で急に静止するっていうのがもーう。
COMEXで指と腕と首を全部上にあげなきゃいけないからバランスが取れないのなんのって。
ほんとはつま先外でおわりたかったなこれ。
どうにもこうにもできなかったけど、そのうちできるようになるのかな。
ゆったりだからこそそんなことばかりが気になるexist for youだったけど、マニアックすぎて誰も踊ってくれないんじゃないかなと思ってたけどあやちゃんが踊ってくれてうれしかったな。
あやちゃんいなかったらソロになるからこの曲はセトリから抜いちゃってたかもしれない。
なんでも一緒に踊ってくれるあやちゃん、すてきだしすき。
SWATを申し込んでまでフォームを直そうと努力するあやちゃん、すてきだしすき。
M5 exist for you
SERI | AYA